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はじめに

「作曲」というと楽器やら音楽理論やらといろいろな知識が必要なように感じてしまいがちです。

もちろんあるに越したことはありませんし、自分の思い通りの表現をするためにはどこかで学習する必要のあるものだとは思います。

しかし、それらは「あると便利なもの」であって、「ないと出来ないもの」ではありません。

知識も何もないのにどうすればいいのかって?

そんなときはループ素材を使いましょう。

ループ素材とは

適当なメロディやコードが録音してある音素材です。

例えばこんなもの。

これらの素材を並べて行くだけで、それなりの音源を作ることが出来ます。

こんな具合です。

ループ素材は、DAWについてくるものもありますし、少し調べれば出てきます。フリーのものもたくさんありますが、作った音源の用途によっては権利関係に気をつけて使う必要があります (商用利用は不可の素材など) 。

オーディオループとMIDIループ

ループ素材には大きく分けて2種類あります。

オーディオループMIDIループです。

オーディオループ

オーディオループは、そのまま音の素材が入っているものです。PCなどのメディアプレーヤーで素材の確認ができますし、DAWに読み込めばそのままの音が流れます。

クオリティの高い演奏がそのまま使えるので、ただ並べるだけで自分では演奏できないようなクオリティのトラックが出来ます。一方、音色などをいじることはほとんどできないので、融通は効きません。

MIDIループ

MIDIループは、MIDIファイル形式の素材です。ざっくり言うと打ち込みの楽譜データです。DAWのインストゥルメントトラック (DAW内で鳴らす楽器用のトラック) に並べて音を出します。

音源は自分で選びます。また、MIDIデータそのものをいじることが出来るので、ドラムトラックでフィルをつけるなど曲作りの幅が広がります。出音に音源のクオリティが関わってくるので、完成度を高めるのはオーディオループに比べて難しいかもしれません。

どちらが良くてどちらが悪いということではなく、どちらもうまく使っていけばいいでしょう。

素材をどう使うのか

素材を並べたりいじったりして曲にしていくのはエレクトリックなジャンルでよく使う方法です。先に出した音源もそんなイメージですね。

ただ、素材によっては他の雰囲気でも作れてしまいます。

これはStudio One 3 Professionalに付属しているオーディオループとエフェクトだけで作ったものです。先程のものと雰囲気が全然違いますね。

DAWを買って素材を並べるだけで(調整はしますが)これだけのものが出来てしまうんです。

筆者はギターを使って曲作りをすることがほとんどですが、そういう気力が湧かないときにループ素材を使って遊んでいます。マウスだけあればできますし、一応ちゃんと聞けるものが出来ます。

もしかしたら「自分で曲を作っていない感」が出るかもしれません。しかし、素材やその組み合わせは無限にあって、そこから自分のセンスに従ってトラックを組み上げていくので、出来上がったものが他の誰かによって作られたものでないのは確かです。

自分で料理するために買ってきた食材ような感覚でループ素材を使ってみてはいかがでしょうか。

ある程度自身で打ち込みや演奏ができる場合でも、創作のヒントになったりしますし、部分的に組み込んでみると幅が広がると思います。

おわりに

筆者の話をしますと、作曲の中でループ素材を使うという発想になったのがだいたい半年前くらいで、それまでは「自分で曲を作っていない感」があるだろうと思って試していなかったようなところがあります。

何事も試してみることは大事だなと思いつつ書きました。

音楽づくりをはじめてみたいけど躊躇しているあなたも、「自分で演奏してこその音楽作り」と思っているあなたも、試してみて世界が広がったらなと思います。

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